StarWars EP9

1970年代生まれの私にとって、映画と言えば、Starwars。実際、どの国に行っても、同世代で、共通の話題はStarwarsだ。特にロボティクスやIT系のエンジニアと最初に仲良くなれるきっかけを、多くもたらしてくれたので、この世界共通の、おとぎ話には、大変感謝している。

そんな私が、今回の新三部作の、最終作、「The Rise of Skywalker」初めて劇場に行きませんでした。今の社会状況のせいではなく、気が付いたら劇場公開が終わっていたというくらい、忘れてました。

昨日、AppleTVで観ましたが、正直、結構無理のある内容でした。

FPVとStarwars

内容はさておき、歴代StarWarsは、FPVの誕生に多大な影響を与えつづけた。

Epithode Ⅰ The Phantom Menaceでのポッドレース
Epithode Ⅵ Return of the Jediでのエンドアの森のスピーダーバイクによるチェイス
この再現をすることが、どれだけ多くのスターウォーズファンの夢だったか!
それを実現したのが、まさにFPVなのです

世の中にFPVが広く認知されるきっかけとなったのは、おそらく、このYoutube 投稿だったと記憶しています。

2014年当時、世界中で、何も規制がなかった時代に、あえてフランスの森の中で、キモメンズが集まってFPVをするのは、ひとえに、エンドアでのスピーダーバイクチェイスをやりたかったんです。

夢と願望が、技術的に実現できる元年が2014年だったのです。いま、改めて見てみると、飛行スピードが、牧歌的ですね。

ドローンのダークサイド

ドローンとStarwarsで外せないのは、やはりあの問題です。

中国DJI社製のドローンは、主権国家日本の法律で規定された、飛行禁止区域とは別に、独自のNo-fly-zoneを規定し、その領域内では、ドローンがアクティベーションしないような設計になっています。

しかも、その起動制約を、オンラインで簡単に解除することをサービスとして行っております。外国の一企業が第三国である法治国家内で、N0-FlyZone内の行動制限を簡単にリモートで変更できること自体が、主権侵害行為だと認識しています。

アメリカではこの点を問題視し、既に2017年から軍でのDJI製のドローンの使用を禁止しています。

Commander Cody execute order 99

映画では、Episode III – Revenge of the Sithでの名シーンです。 
惑星Kaminoで製造された時点でorder66という秘密のミッションを組み込まれたクローントルーパーが、パルパティーンの一言で、突然寝返るのですが、まさに同じリスクがあるということです。

アンチドローン

実際に、アンチドローンに対する戦略を考えるとき”order66”問題は大変真面目に、リスクとして議論さています。

ジェダイが共和国を支配していた時は、ドローンは、No-fly-zoneにいる限り、空港や自衛隊の基地、政府の重要な施設の上空では、飛行できないようになっています。

ところが、パルパティーンが、order66を、一度実行したら、Noflyzoneにいるクローントルーパー、いやドローンが飛行しだす、あるいはNo-Flyzoneに集結する可能性があります。

ドローンの攻撃は、特別な兵器を搭載する必要がありません。特に平時にNo-fly-zoneに指定されている場所は、たいてい飛行場です。ただゆらゆらと浮遊しているだけで、jetエンジンに吸い込まれて、空港機能を消失させるには十分なのです。

現実を見てください。飛行禁止エリアでのアンロックを、外国の企業がオンラインで、簡単に解除できてしまう現実を。そして、これは、何の改造も要らないのです。

日本は、日本人のドローンの飛行制限を罰則付きで厳しく制限する法整備を着々と進めていますが、外国の企業が、第三国で、リモートでドローンのNo-fly Zoneを自由に、いつでも変更できることに罰則付きの規制をかける法律こそ、整備すべきではないかと思うのです。

May the force be with you

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