Fusion360 使い方

実は、Fusion360が、3月11日にアップデートしました。
大変有名な、3DCADソフトで、ご利用になっている方も多いでしょう。
今回は、とても素晴らしいアップデートがあったのでご紹介します。

Gコードの書き出し

今まで、Fusion360は、FDMプリンターで直接使うGコードを生成することができませんでした。FDMプリンターで出力するためには、実績のある SIMPLIFY3D VERSION 4.0などを、おすすめ スライサー として、ご利用されていたのではないでしょうか?

今回のアップデートで、デザインから、Gコード出力までをすべてFusion360で出来るようになり、大変便利になりました。

ワークフロー

今までのワークフローはこのような流れでした。
1、Fusion360でデザイン
2、STLで出力
3、Simplify3Dやplusa slicerを使ってモデルの作業ベッドへの配置を行い、infill設定やフィラメントのパラメーターを設定
4、シミュレーションを行ってGコードを確認し、SDカードにGコードを書き出し、造形スタート

これからは
1、Fusion360で、デザイン
2、製造モードで、使用するプリンタを選択。
3、infillやフィラメントの密度を選んでGコードの書き出し、造形スタート
となります。

Fusion360は、今までは、ミーリングマシンによる切削や、カッティングだけの対応でしたが、新たに積層というFDM用のオプションが追加されました。使用するプリンターもPrusaシリーズはすべて網羅されています。プリントアウトの設定も自由にできます。

既にプリセットのあるプリンターの場合は、造形サイズからデフォルトの基本パラメーターがすべて入っているため、Fusion360を使ったワークフローが大変合理的になりました。infillオプションなどを決定して、積層シミュレーションも、もちろん可能ですし、Gコードの書き出しも自在です。

解っている問題点

現在のところ、わかっている問題点は、Fusion360で、出力するGコードとPrusaスライサーで、出力するGコードでは、ノズルとベッドのポジション指定の値が違っているようです。その部分を修正することで、問題なく造形が可能との報告がありました。マニュアルで修正も出来ますが、すぐにソフトが修正されるでしょう。

今回面白いのは、infillオプションに”auxetic”というモードがあり、積層密度を15%に設定し、このモードに設定すると、”tiefigter infill”という少ないフラメントで強度を得られる、造形ができることです。 

Tiefigter infill

とは、その名の通り、インフィルの構造が、スターウォーズのタイファイターパターンになっているためですw。

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