18650 電池 パックの作り方

バッテリー同士を半田付けで、組み合わせる

この事は、リスキーなオプションです。Lipoly cellでも、バッテリーを半田付けで組み合わせるのはとても難しいのです。

リチュウムポリマーcellの場合

Lipoly cellのアルミ製Tabを半田つけすることはとても困難です。第一に半田とアルミの相性が悪い。第二に長い時間、作業を、てこずらせると、cell自体が熱によるダメージを受け、最悪破損する。

18650 電池の場合

18650 電池は、Lipoly cellよりもエネルギー密度が高く、内部で発生したガスを爆発しないように適度にリリースするベントホールがプラス側に装備されていて、マイナス側、プラス側とも、半田付けで、作業をすることは、危険です。サンドペーパーで表面を荒らし、フラックスを使って、短時間に作業することで、ある程度バッテリーの熱ダメージを押さえながらバッテリーパックを作ることも出来ますが、いくら首尾よく作業してもcellへの熱ダメージは避けられません。

スポットウエルダー(スポット溶接機)を使う

要は溶接機ですが、これを使うことによって、cellの表面だけを瞬間的に溶接することで、cellへのダメージを最小限にしてバッテリーパックを作ることができます。Lipoly cellのアルミタブも、スポットウェルダーを用いて容易に溶着できます。

ニッケルストリップ

cell同士をつなぐためには、ニッケルストリップというリボン状の金属テープを使います。

バッテリーのためには過剰投資か

つい最近までは、高額なスポットウェルダーしかなく、確かに、特殊なツールでした。しかし、私は、GitHubで、Arduinoを使った簡易スポットウェルダーのプロジェクトを発見しました。

このスポットウェルダーは、特に18650の溶接のために開発された、4S-6Sバッテリーや、自動車用バッテリーで稼働させることのできる、ホビイスト用のスポットウェルダーです。

実は、Arduino_Spot_Welder_V3は、 本格的な溶接機です

特に、出力に関しては、18650電池の接続に使う0.15mmのニッケルストリップに対応しているが、電源バッテリーを並列化することで0.25mmのニッケルストリップにも対応します。

このウェルダーは2つのパルスを作り最初のパルスは二回目の12%の長さのパルスを出力することが標準設定されています。

メインパルスの、タイミング設定はLCDの ms値を見ながら、ロータリーエンコーダーで調整が可能です。デフォルトでは1-100msまでの調整が可能です。(システムメニューの変更で500msまで設定が出来ます)

わかり安いwebiner

PCBやコアモジュールだけでも購入でき、自作することも出来るが、すべての必要なものが入ったキットもある、フットペダルもケースもついているので、こちらのほうがお買い得感がある。

世界には、同じようなことを考える人が多いらしく、現在は、少し納期を待たないといけない状況のようだ。さらに、コロナウイルスの影響で、物流が滞っているのでさらに時間がかかる可能性があるとのこと。少し時間はかかるが、18650 電池で、Tesla packを自作したい人は是非使ってみてはいかがだろう。

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