CaddexやRunCamなどが4Kのカメラを販売したことで、フル規格のGoproが、再度見直されています。Goproは、Gopro6以降のモデルで、撮影時に、内臓ジャイロによる振動やブレ相殺を行い、さらにそのジャイロ情報をVideoFootageのメタとして記録しています。この情報を利用して、撮影後に、より高精度で、スムーズな、振動補正が可能なほか、ProToneカラー設定により、本格的なカラーグレーデイングも可能なことが、プロフェッショナルな、Video Photographerに再評価されています。
Project Dison Mini CineWhoop
Rimzler氏は、イタリアで、インスタグラムを中心に、85mmクラスのwhoopにフルスペックGoproを搭載する、Project Dison Mini CineWhoopを主宰されています。この記事は、Rimzler氏の快い理解と協力のもとに執筆されています。
- Rimzler インスタグラム https://www.instagram.com/rimzler/
- FBgroup Facebookgroup https://www.facebook.com/groups/DisonMini/?ref=group_header
- Youtube Channnel https://www.youtube.com/channel/UCYO6eFjPjjuGmu0CnOBmpcg
DisonMiniV3
多くの試作の末、安定したカメラマウントを完成することができました。V3はBetafpv85Xをベースに制作します。Gopro6は、バックLCD、フロントLCDを取り外し、17gまで軽量化しています。
V2まではUSBを使って電源をGopro に供給していましたが、V3ではFCのBECから直接電源を取り出します。
このカメラマウントはTPUで出来ており、プリントに関する質問などがあればInstaGramやFacebookのグループでお尋ねくださいとのこと。
多くの人が、Goproをこのように使うことに懸念を持っていますが、実際に何も支障はありません。この状態にしても、Goproは、BT経由でスマートフォンから設定が可能です。
Goproの電源は、FCのBECから直接取っています。具体的には、LEDの電源を使ってGoproにつないでいますが、ドローンの飛行による、電圧低下の影響はありません。
より重いドローンではわかりませんが、少なくともこのドローンでは問題ありません。
元々、85Xでキャノピーを固定していたスクリューやVTX、FPVカメラをそのまま流用します。
TPU製の為、適度な弾性があり、カメラの保持は良好です。V3マウントは、FPVカメラマウントやGoproに十分なベンチレーションホールも備えています。
パワーループやアクロバティックなマニューバーも試しましたが、FPVカメラもGoproも振動を十分に吸収し、問題は全くありません。
裏側は、Betafpv85Xそのままで、カーボンブレースもオリジナルのままです。
Goproの分解の仕方
は、別のビデオで紹介します。プリントアウトしたパーツを使って、V3マウントに合うように再組み立てをします。
Dison MiniV3用のパーツ
Rimzler氏のthingiverse アカウントよりオリジナルSTLファイルをダウンロードできます。
https://www.thingiverse.com/thing:4118143
プリントした、リングを、Goproで使っていたスクリューを使い固定し、リングを介して基板にレンズを固定します。リングを取り付ける際は、レンズの下側とリングの形状に留意してください。
元々Goproで使われていたネジを流用してGoproを再構築していきます。
BetaFPV85Xへの組付け
オリジナルのキャノピーを外して、キャノピーからカメラとVTXを外します。
完全にはめ込むと、カメラはロックされ、外れることはありません。SDカードは、カメラを抜き取り、PCBボードのSDカードスロットに、直接差込ます。
シネフープでGopro を使う
今回は、Project DisonMiniを主宰するイタリアの、rimzler氏のチュートリアルをご紹介しました。次回は、Goproの分解方法を説明したいと思います。
Gopro をあえて、Whoopで使う所以となっている、Gopro の内臓ジャイロ情報を使ったビデオスタビライズは、Reelsteadyというソフトで活用可能です。
- Reelsteady
Rimzler氏のクーポン:Rimzler5 - Rimzler氏のインスタグラム
- Rimzler氏のThingiverse STLファイル