こんな古いVTXを使っている方は、もういないと思いますが。
Betaflight4.1以降のVTXテーブル設定
Betaflight4.1にしたら、VTXのLuascriptやOSD経由での設定が出来なくなっていませんか?
世界各国の法律で、使える周波数が異なるために、BF4.1以降では、その地域で使える周波数を設定するのが、必須になりました。
VTXに内蔵されたハードウェア周波数テーブル
BF4.1以前では、VTXに内蔵されたハードウェア周波数テーブルを使っていたために、特にVTXテーブルを設定しなくても、使用が可能でした。また、大変面倒ですが、LEDとボタンを使ってVTXを設定することも出来るので、あえて何もしない方も多かったと思います。
BF4.1以降にファームウェアをアップデートした場合
VTXテーブルの設定は、不可避です。また、日本で使える7周波数だけを並べたテーブルは機能しません。本来、vtxに搭載されているハードウェア周波数テーブルに準拠する形でvtxテーブルを作成する必要があります。
SmartAudioのVer確認
まずはスマートオーディオ対応のvtxへの対応です。現在SmartAudioは、1.0/2.0/2.1と三つのバージョンがあり、VTXの出力設定の記述などが異なります。自分の使っているvtxがSmartAudioのどのバージョンかを調べるには、下記の手順が必要となります。IRCTrumpはSmartAudioのバージョンはあまり関係ありません。
手順1
どのシグナルをデバッグするかを定義します。logデータを記録する必要はありませんのでNologingで、問題はありません。
手順2
実際に検出した数値は、ぴたりと一致しないかもしれません。例えば220は 216の近似値なので、 SA 2.0 unlocked という理解で問題ありません。本物のTBS Unifyは216なのかもしれませんが、私の物はBetafpvのVTXです。
実際の読みと、SA verの関係は以下の通りです。
100 = SA 1.0 5V TBSUnify など
116 = SA 1.0 unlocked
200 = SA 2.0 TBS unify ,BetaFPVなど
216 = SA 2.0 unlocked
300 = SA 2.1 TBS UNIFY PRO32 5G8 nanoなど
316 = SA 2.1 unlocked
日本版VTXテーブル定義ファイル のダウンロード
日本バンドに対応した、IRCTrump、SmartAudio2.0、SmartAudio2.1のJson定義ファイルを、新たに作成しました。
こちらからダウンロードして、お持ちのVTXに合わせた定義ファイルをご利用ください。
ファイル名:vtx_jband.zip
ダウンロード後、解凍し、適切なファイルをご利用ください。
jsonファイルのJP Versionは、こんな感じです。
{
"description": "Betaflight VTX Config file for SmartAudio 2.0 (JP version)",
"version": "1.0",
"vtx_table": {
"bands_list": [
{
"name": "BOSCAM_A",
"letter": "A",
"is_factory_band": true,
"frequencies": [
0,
0,
0,
0,
5785,
0,
5745,
0
]
},
{
"name": "BOSCAM_B",
"letter": "B",
"is_factory_band": true,
"frequencies": [
0,
0,
0,
5790,
0,
0,
0,
0
]
},
{
"name": "BOSCAM_E",
"letter": "E",
"is_factory_band": true,
"frequencies": [
5705,
0,
0,
0,
0,
0,
0,
0
]
},
{
"name": "FATSHARK",
"letter": "F",
"is_factory_band": true,
"frequencies": [
5740,
0,
5780,
5800,
0,
0,
0,
0
]
},
{
"name": "RACEBAND",
"letter": "R",
"is_factory_band": true,
"frequencies": [
0,
0,
0,
0,
0,
0,
0,
0
]
},
{
"name": "IMD6 ",
"letter": "I",
"is_factory_band": false,
"frequencies": [
0,
0,
0,
0,
0,
0,
0,
0
]
}
],
"powerlevels_list": [
{
"value": 0,
"label": "25 "
},
{
"value": 1,
"label": "200"
}
]
}
}
これで、従来通り、Luascript経由やOSDで、周波数の変更、出力の変更が、BF4.1以降でも、可能になります。