規制の厳しい日本を飛び出して、海外でフリースタイルドローンを楽しむには、飛行機で輸送可能なキャリングケースが必要です。この5-6年で私が実際に使いながら改良し、使っているキャリングケースを紹介します。USとカナダではすでに使用していますが、近々オーストラリアに行く時もこのケースを使う予定です。
このSKB製キャリングケースは、まさに鉄板です。ガスケット付きの完全密封で、さらに飛行機で使用されることを前提に、エアチェックバルブも備えています。引き込み式のハンドルと、Wheelが付いているのでこのように運べ、空港内でラフに扱われても、とても信頼できます(しています)
空港カウンターにはカメラ撮影機材として預けるために、すべてのバッテリー類は抜いてあります。バッテリーは、laptop PCとともにハンドキャリーで機内持ち込みとなります。
中身は5インチフリースタイル機3機と必要なスペアパーツや工具がすべて入ります。
- 5インチFreestyleFPV機*3 Armattan Rooster、Armattan Marmotte 、AlienClone
- GoproHDカメラ*3
- 各機用プロップ、スピンナーナット、VTXアンテナ
- FatSharkFPVゴーグル
- 充電器
- TaranisX9D+
- 915Mhzモジュール
- スペアプロップ、各種USBケーブル
- VTX設定用ミニモニター
- ミニモニター用三脚
- 各種レンチ、
- 半田ごてTS100
ケースの下側はWheelがあるのであまり奥行きがとれません。
ゴーグルの下には充電器とミニモニタ、wheelのデッドスペースにストラップを収納します。
主にVTX設定用に使うミニモニターです。MrSteeleは、ベルクロテープでTaranisに直接つけていますが、ゴーグルをつけてしまうと邪魔なだけですので、、モニターの裏に1/4インチナットをつけて、ヒトデ型三脚に固定するようにしてあります。
足をぐにゃぐにゃまげてどこにでも固定できるのが便利です。
ケースの上側は、ツールケース用にスポンジがくりぬかれていて、動くことはありません。
一番下のケースは、パラレル充電アダプターや、XT60-USB変換アダプタなどの各種変換アダプタ。左上は、HEXレンチとハサミなど。右上はスペアスクリューや半田、プライヤーなどが入っています。
工具の中には、接着剤やロックタイトなどは絶対に含めません。気圧差で破裂する危険があり、悲惨な目にあいます。
上のパーテションには、スペアプロップや、各種USBケーブル、それとXT60で使える半田ごてTS100が入ったポーチを入れます。
まずは、ArmattanRoosterとMarmotteをこのように入れます。
その上に各機体の補器ポーチ(プロペラやVTXアンテナが入ってます)をスペーサーとして敷ます。
その上にAlienCloneを置き、HDカメラの入ったポーチを隙間に入れると、機体は完全に固定されます。BetaFPV85Xくらいなら、隙間に入りそうです。また、SDカードなどはSDカード入れに入れてプロポの下側に入れるスペースがあります。
この様なケースはすべて収納した時点で、何かが動いている音がしてはいけません。必ず、すべてのものが動かないように固定しなければ、その動き出したものによって中身が破壊されます。
これらすべてを収納した後のキャリングケースの重さは11kgです。さらに、laptopやバッテリー関係はリュックに、衣類等は、別の旅行用トランクを使うことになります。
バッテリーの扱いに関しては、大まかに決まっていますが、航空会社によって細かい取り決めが違うので、この辺は後ほどページをまとめます。
また、日本以外の国では、ドローンに関する部品やバッテリーの入手性が高いので、手ぶらでいって、すべて現地調達という割り切った考え方もありかもしれません。
まとめ
私は包括飛行申請も取得しておりますし、アマ4、陸特3も取得し、VTXも開局していますが、あくまで、海外でFPVFreeStyleを楽しむことを主体に、この記事をまとめてあります。
また、渡航先にも同じホビーを楽しむ友人がいることが重要です。やみくもに機体を持ち込んでどこでも飛ばせるわけではないので、その点は十分ご留意ください。
キャリングケースSKB Iシリーズ
https://www.skbcases.com/industrial/products/prod-detail.php?d=s17&id=312&s=s#.XWLEi-jN2Uk